
2025.10.30
[主催] 一般社団法人日本フラメンコ協会 / [助成] 文化庁|独立行政法人日本芸術文化振興会
フラメンコは、タブラオ(小舞台)で生まれ、
テアトロ(劇場)で磨かれて、芸術になっていきました。
ひとつの作品が劇場で上演され、再演を重ね、世界中の観客に感動を伝えていく——
アントニオ・ガデス舞踊団などの名作が、日本にフラメンコを広めたのも、まさにその力でした。
私たちはいま、その「劇場で作品を創る」という原点に立ち返り、次世代のフラメンコ芸術家に、
新しいチャンスを届けたいと考えています。
舞台の上で踊る・演奏するだけでなく、自分の世界観を形にできる舞踊家・音楽家。
それが、これからの時代に必要な“創る人”の姿です。
このプロジェクトでは、前年度の育成経験者や文化庁海外研修修了者など、
すでに第一歩を踏み出しているアーティストを対象に、
自作のフラメンコ作品を劇場で発表する機会を提供します。
・自身の振付・演出(または作曲・編曲)による作品を公募
・制作過程では、経験豊富な舞踊家・演出家・音楽家・制作プロデューサーがコンサルティング
・作品の構想から上演、さらに助成金申請を想定した企画書づくりに関する助言
・上演後には、プロからのフィードバックと、「オーディエンス賞」も実施
上演時間(5~30分)に応じた支援金(5〜30万円)を設け、2日間にわたる劇場公演として開催されます。
ホール使用料、音響・照明等の舞台費、チラシやプログラムの制作費、当日の運営費は、すべて協会が負担します。
(2025年)
10月下旬 実施概要発表
11月中旬 募集要項発表
11/25(火) 募集開始~12/1(水) 募集締切
12/24(水)ごろ 審査・採択発表
(2026年)
1月〜2月 作品制作・指導/ 2月中旬 技術確認
2/24・25 発表公演
3月上旬 フィードバック・報告
区分 上演時間 (参加人数想定) 支援金額 募集組数
A 30分作品(4名以上の参加を想定) 30万円 2組 (1日につき1組)
B 20分作品(3名以上の参加を想定) 20万円 2組 (1日につき1組)
C 10分作品(2名程度の参加を想定) 10万円 2組 (1日につき1組)
D 5分作品(1名程度の参加を想定) 5万円 4組 (1日につき2組)
1. 以下の条件の内、2つ以上に該当する者で、年齢の目安は54歳程度までとする。
① 本事業の育成対象者
② 文化庁海外研修派遣経験者
③ 当会主催の育成事業のひとつである「新人公演」の奨励賞・準奨励賞・努力賞等の受賞歴
またはそれに相当する他のコンクールでの受賞歴
④ 自作の上演歴があること
2. 「公演」の意義を理解し、観客動員のため、一定数(1人につき10枚程度を想定)の券売協力に同意できること。
3. オーディション費(1作品につき4,000円)が必要です。
この取り組みは、単なる公演ではありません。
アーティストが「自作」を通して、自身の表現を社会に還元し、フラメンコの普及や次世代育成へとつなげていく——
そんな“公の視点”を持つ創造者を育てることが目的です。
自分の作品を踏み台にして、芸術としての水準を高め、文化庁や芸術文化振興会などの審査にも耐えうる、
普遍的で質の高い舞台作品を生み出せる力を養う。
そして将来的には、日本フラメンコ協会としてのアカデミーや、日本発のフラメンコカンパニー(舞踊団)の
コア人材となるアーティスト、指導者の育成を目指しています。
[事業担当理事] 瀬戸雅美
ご質問は 公式LINE @flamenco_anif または メール flamenco@anif.jp より承ります。
一般社団法人日本フラメンコ協会
〒164-0001東京都中野区中野3-3-6セルバビル2階
TEL: 03-3383-0413 EMAIL: flamenco@anif.jp
2025.10.02
第34回フラメンコ・ルネサンス21「新人公演」部門賞 選考結果 をご報告いたします。
2025.08.29
Cast:
◇演奏家
佐藤浩希(振付構成演出/パルマ)
三四郎 [振付演出助手/パルマ]
鈴木敬子
森田志保
◇演奏家[若手ソリスト]
凜-Rin-
大塚友美、鈴木時丹[静岡県]
Staff:
◇舞台・音響
音屋飴谷
飴谷圭介(舞台監督)
2025.08.17
【Anifuturo】9/1〜9/14 タブラオ研修 × 成果発表公演
新進フラメンコ芸術家等人材育成プロジェクト
Anifuturo academia de flamenco 2025
日本フラメンコ協会は、文化庁|独立行政法人日本芸術文化振興会「文化芸術振興費補助金〈舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成)〉の助成を活用して、昨年度より、「新進フラメンコ芸術家等人材育成プロジェクト」を企画申請、採択を受け、多様な育成プログラムをスタートしました。2年目となる本年は1劇場作品研修と成果発表(8月)、2タブラオ研修と成果発表(9月)、3新進による作品制作と劇場での成果発表(2月)、以上の3シリーズを企画・展開。公募によって選抜されたフラメンコ界の次世代を担うアーティストたちの貴重な研鑽の場をプロデュースします。
タブラオ研修と成果発表シリーズ
[概要]
フラメンコの“ホーム”ともいえるタブラオ(専用の板張り舞台を備えたバーやレストラン)において、歌・ギター・踊りの三位一体による即興的対話と表現を学ぶ。これは語彙と文法の習得を通じて読解や会話に至る外国語学習に近く、その指導にはネイティブによる継続的かつ的確な助言が不可欠である。スペインから招聘した優れたアーティストによる実演型指導と、当協会理事による通訳および補助を通じて、短期留学を上回る環境での濃密な学びを提供する。研修では実演形式で進行し、誤った表現をその場で指摘・修正しながら、「正解」を身体的に習得していくことを目指す。
[研修と成果発表の日程]
ライブの開場/開演:[昼]13:00/13:30 [夜]19:00/19:30
[会場]
高円寺・タブラオ エスペランサ
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3丁目45−10
[チケット]
先行発売:出演者よりお求めください
一般発売:LivePocketよりお求めください
・公開研修 https://t.livepocket.jp/e/8h9v9
・成果発表ライブ https://t.livepocket.jp/e/x26ba
一般 3,150円 (日本フラメンコ協会会員 2,625円)
学生 2,100円 (全国学生フラメンコ連盟 1,050円)
※別途:公開研修 :ワンドリンク 500円
/成果発表ライブ:ワンドリンク&タパスプレート 2,500円
[招聘講師および出演]
[バイレ] セルヒオ・アランダ
11歳のよりマラガ・プロフェッショナル・ダンス・コンサバトリーでフラメンコを学び始める。わずか17歳で2005年にマラガのミゲルデセルバンテス劇場にてビエナルフラメンコ・デ・マラガのプログラム中の “マラガフラメンカ”の公演でデビュー。この作品の成功を期にスターの地位を有望される踊り手として認知される。スウェーデン、上海、シカゴ、コロンビア、マイアミ、オーストリア、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、スイス、アルジェリア、メンフィスの最も有名な国際フェスティバルに出演。とりわけ、2006年に「Biznaga」という作品で、バルセロナ、サラゴサ、ロンドン、ニューヨークなど、多くの重要都市で好評を博す。Ronda XVIIth全国舞踊コンテスト「Aniya la Gitana」の優勝を受賞し、同所のフェスティバルにも参加する。2008年には、セビリアの歌手イザベル・ファヨスと共に「マラガ・バイラ、セビリア・カンタ」という作品を発表し、マラガのアラメダ・シアターで初演。 2009年、自身の公演「Pasito a paso」発表。次作「Enjundia Flamenca」をRiversaltes(フランス)のフラメンコフェスティバルで発表。その他国内外の無数のフェスティバルや劇場で活躍。バルセロナのヌーバリスフェスティバル、マドリッドのフラメンコサミット、上海のワールドミュージックフェスティバル、マドリードのスマーフラメンカフェスティバル、サンペドロデルピナールフラメンコフェスティバル、ベルリンフラメンコフェスティバル、Maria Juncalオランダツアー、カナダ、米国、ディズニーの “The Lion King”など。プロ活動15年目まではマドリードに拠点を構え主要なタブラオで活動。バルセロナのEl CordobésやTablao Carmenへも度々赴く。2016年よりセビージャに拠点を移し、最も歴史の深いタブラオLos Gallosにてレギュラー出演。2020年ロサリオ・トレドと共に来日。新宿のタブラオGARLOCHIにて1か月公演。 2020年Bienal de Flamenco de Sevillaにてダニエル・カサレスの公演の特別ゲストとして出演。今最も勢いのあるスペイン人フラメンコダンサーの1人である。
[カンテ] マヌエル・デ・ラ・クーラ
1979年ヘレス生まれ、現在マラガ在住。ソルデラ家とテレモト家という、フラメンコの伝統芸術を築き上げる一家の出身。ギタリスト兼歌手である彼は「アントニオ・ガデス・舞踊団」や「カラスコ・ファミリー」そしてイサベル・パントーハの専属アーティストでもある。世界的に著名なフラメンコダンサーたち、ラ・ルピ、カレテ・デ・マラガ、ラファエル・アマルゴ、アントニオ・カナレス、カリメ・アマジャ、ホセ・マジャ、フアン・デ・フアン、エル・ジージョ、マリア・フンカル、ラ・レポンピージャ、ベレン・ロペス、アルフォンソ・ロサ、ペペ・トーレス、ミゲル・エル・ルビオ、セルヒオ・アランダ、モイセス・ナバーロ、ホアキン・コルテス、エル・カルペタ、ラ・ファルーカ等の踊り唄を歌う、伴唱者として務める。カンテ・フラメンコと、サエタの数々のコンクールにて特別賞を受賞。ホセ・エスパデーロ・アリカンテ高等音楽院専門家のギター伴奏教師として学生達に指導する。ヘレスフェスティバル、ビエナル・デ・マラガ、ビエナル・デ・セビージャ、そして世界中の多くの重要なフラメンコフェスティバルにゲスト出演する。
[ギター] マヌエル・バレンシア
1984年ヘレス生まれ。フェルナンド・テレモートの甥としてフラメンコに囲まれて育つ。ヘラルド・ヌニェスに才能を見出され、数々の名歌い手と共演。2008年から録音活動も行い、2014年には「Venecia Flamenca」で最優秀若手アーティスト賞を受賞。親日家であり、数々の賞を受けている。
[通訳指導パルマ]
森田志保
スペインの文化であるフラメンコを日本人の踊り手として昇華し、国や民族を超えた普遍的なものを表現することを探求し続けている。代表作「はな」「ねじ」シリーズでは、フラメンコの枠を超えた創造的な作品を発表し、「はな6」にて文化庁芸術祭優秀賞を受賞。2020年、第19回河上鈴子スペイン舞踊賞受賞。2018年、スペイン・ヘレスのフェスティバル「Fiesta dela Buleria」に て「Jerez con Japon」に出演。2024年より、一般社団法人日本フラメンコ協会 副会長。
三枝雄輔
12歳で渡西し、現地の習慣や文化に根ざした生活を送ることで培った感性は、多くのスペイン人アー ティストにも認 められている。2006年には文化庁海外研修制度により再渡西し、2年間にわたり研鑽を積む。現在はアーティストとしての活動に加え、創業50年以上を誇る老舗タブラオ「エスペランサ」の経営も担っている。2025年より、一般社団法人日本フラメンコ協会常任理事。
育成対象者(出演者)の募集は8月下旬まで継続中です。
https://www.anif.jp/information/announce/anifuturo2025_tablao_audition.html
お問い合わせ
公式LINE @flamenco_anif または メール flamenco@anif.jp より承ります。
一般社団法人日本フラメンコ協会
〒164-0001東京都中野区中野3-3-6セルバビル2階
TEL: 03-3383-0413 EMAIL: flamenco@anif.jp
2025.07.30
日本フラメンコ協会は、タブラオでの新たなライブシリーズをスタートさせました。今年4月には、フラメンコの魂ともいえるカンテ(歌)を追求し続ける者たちの挑戦ライブシリーズvol.1を開催。第二弾として、トーケ(ギター)フラメンコのライブシリーズを開始します。真剣勝負のライブを通して、尽きることのないフラメンコギターの魅力をみなさんと共有したいと考えています。ぜひお誘い合わせのうえ、ご来場ください!
ご予約:
タブラオ カサ・アルティスタ
info@tablao-casa-artista.com
<ライブの特色>
• 座長は、日本人ギタリストが交代で担当。まずは新人公演の選考委員も務める、協会の理事アーティストからスタート。
• 新人公演の受賞者や挑戦者も登場。 フレッシュな才能とベテランの情熱が交錯。
• さまざまなタブラオやライブハウスを巡回。 まずは「カサアルティスタ」からスタート。
フラメンコギターに造詣が深い方も、初めての方も、それぞれの視点で楽しめるライブをお届けします。
<出演者プロフィール>
今田 央(いまだ ひろし)
大学在学中にフラメンコギターを始める。鈴木英夫、日野道生に師事。1992年に渡西。
マドリッドにてホセ・ルイス・モントンに師事。1993年よりヘレス・デ・ラ・フロンテーラに居を移す。パリージャ・デ・ヘレス、マノロ・サンルーカルに師事。1995年帰国。1996年日本フラメンコ協会第5回新人奨励賞を受賞。2006年より日本フラメンコ協会理事。現在洗足学園音楽大学非常勤講師。
凜-Rin-
福島県出身のギタリスト。高校卒業後にスペインへ3年間留学し、帰国後には日本フラメンコ協会主催の『第32回フラメンコ・ルネサンス21「新人公演」ギター・ソロ部門』において最高賞である奨励賞を受賞。同公演では観覧者による会場投票、配信視聴者による投票のいずれも最多得票数を獲得し、あわせて三冠を達成する。
また、ジャンルの垣根を超えて様々な音楽との融合をはかった1stアルバム『Möbius -メビウス-』が一躍注目を集め、その多種多様な音楽性や風貌から“カメレオンギタリスト”と称されている。
東川翼(ひがしかわ つばさ)
大学在学中、テレビから流れてきたフラメンコギターの音色に衝撃を受け独学で勉強をはじめる。卒業後、渡西。アンダルシア 地方のヘレスに滞在し現地のギタリストからフラメンコを学ぶ。2019~2020年に再渡西。 現在は自身の楽曲を中心にしたライブやフラメンコショーの出演、CM等の楽曲制作、楽曲の編曲やレコーディング参加など多岐にわたって活動している。
2025.07.28

会報「Lazo」Vol.124(2025年7月25日発行)
大暑の候、会員の皆様におかれましては益々ご活躍のことと存じます。日頃より協会の活動に変わらぬご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。
今号の特集では、第13回(通算35回)定時社員総会のご報告を掲載いたしました。新体制となってから1年、昨年度より始まった人材育成事業「Anifuturo」や「学校巡回公演」のこれまでの取り組みについての詳細な報告がなされ、今後の事業についての議論が交わされました。これらの取り組みについては巻頭エッセイ、事務局長対談でも詳しく掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
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※重要なお知らせ
2025年9月24日〜26日に開催の第34回フラメンコ・ルネサンス21「新人公演」は
横浜市の「神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホール」での開催となります。
(JR京浜東北・根岸線 / 地下鉄 「桜木町」駅 徒歩10分)
重ねてのご案内になりますが、お間違えのないようお願い申し上げます。
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会報「Lazo」Vol.124(2025年7月25日発行) Contents
◉ 巻頭エッセイ 「フラメンコのちからはどこまでも」
ANIF常任理事 佐藤浩希[1137]
◉ 第13回(通算第35回)定時社員総会 開催報告
◉ 特別正会員・賛助会員の募集について
◉ 対談「真・善・美」
ANIF副会長・育成事業担当理事 石井智子[1115]・ANIF事務局長 瀬戸雅美[3066]
◉ 主催事業 Buscadores del Cante Flamenco いばらの道 開催報告
◉ ANIF後援イベント
8/8 【花火とフラメンコ】
8/23 【FLAMENCO LIVE in 新潟】
8/20・21 【FLAMENCO DE LA RAIZ フラメンコの根源】
8/25 【Pedro Sierra en Tokyo】
9/13〜1/10 【ロルカ・フェスティバル2025〜ロルカ、その愛と芸術】
10/1・2 【中里眞央フラメンコリサイタル「Hacia Adelante Ⅱ ー揺れる心の羅針盤】
10/19 【〜くくる〜】
10/23〜11/9 【Juana Amaya & Pepe Torres group Flamenco show】
(別紙/送付状に記載)
11/7 【Yuka × El Perla Guitar&Cante Special Live】
◉Anistagram – 注目イベントレポート –
4/13・18「棘の多い薔薇たちvol.8再演〜Aflamencamiento フラメンコは深化する」本田恵美 [1382]
4/29「立川フラメンコ2025」 堀江朋子[1716]
5/8・9 工藤朋子フラメンコリサイタルVol.4「黒いダイヤ〜diamante negro」 工藤朋子[1742]
7/5 伊藤笑苗 フラメンコ・ライブ VIDA [賛美] 伊藤笑苗[2913]
◉全国教室紹介 東京vol.3 渋谷・世田谷・中野エリア
浅見純子【1360】/ 阿部碧里【1628】/ 市川幸子【1683】/ 加藤万理【0570】/ 小谷野宏司【3324】/ 鈴木敬子【0286】/ 中尾真澄【1220】/ 南風野香【3326】/ 稲田進【1621】/ 鍵田真由美【0584】・佐藤浩希【1137】/ 正路あすか【1761】/ 野村眞里子【0080】/ 石塚隆充【1233】/ 大沼由紀【1156】/ 柿崎祥子【1792】/ 川松冬花【1782】/ 島村香【2041】/ 永田健【2257】/ 本間牧子【0076】・本間静香【1663】/ 横山啓子【3362】
◉文化庁 令和7年度 舞台芸術等総合支援事業
「芸術家等人材育成」
・8月27日(水)「テアトロ作品研修」成果発表公演のご案内
・9月「タブラオ研修と成果発表」の募集について
「学校巡回公演」
・ワークショップ実施のご報告
◉note
・Flamencología フラメンコ学…小倉真理子[3274]
・巻頭エッセイ全文
◉ ANIF Information
・在留資格認定証明書(ビザ発給に必要な証明書)交付申請サポート開始のお知らせ
・ANIF Schedule 7月~10月
・事務局便り(事務局次長 望月素子[1706])
◉ カバー写真 撮影:大森有起[2322]
2025年7月28日
一般社団法人日本フラメンコ協会事務局
2025.07.18
新進フラメンコ芸術家等人材育成プロジェクト
Anifuturo academia de flamenco 2025 一般社団法人日本フラメンコ協会
日本フラメンコ協会は、文化庁文化芸術振興費補助金〈舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成)〉を活用して昨年度より、「新進フラメンコ芸術家等人材育成プロジェクト」を企画申請、採択を受け、多様な育成プログラムをスタートしました。2年目となる本年は1.劇場作品研修と成果発表(8月27日)、2.タブラオ研修と成果発表(9月1~14(日))、3.新進による作品制作と劇場での成果発表(2月24、25日)、以上の3シリーズを企画・展開。公募によって選抜されたフラメンコ界の次世代を担うアーティストたちの貴重な研鑽の場をプロデュースします。
【日程】
2025年8月27日(水) 17:30開場
18:00-19:00 「星の王子さま」(石井智子 振付・構成・演出 指導)
19:30-20:30 「フラメンコのちから」(佐藤浩希 振付・構成・演出 指導)
【会場】
大田区民プラザ 大ホール
〒146-0092 東京都大田区下丸子3丁目1−3/東急多摩川線「下丸子」駅1分
【チケット】
■自由席
一般 5,250円/日本フラメンコ協会会員 4,200円
学生 2,625円/全国学生フラメンコ連盟 2,100円
■指定席
一般 7,350円/日本フラメンコ協会会員 6,300円
学生 4,725円/全国学生フラメンコ連盟 4,200円
※購入手数料を含みます。
※支払い方法によって別途支払い手数料が発生します。
「星の王子さま」(石井智子 振付・構成・演出 指導)
荒濱 早絵
小木曽 衣里子
木村 莉子
佐藤 陽美
清水 真由美
角谷 のどか
中里 眞央
新田 晶野
藤岡 里織
藤丸 莉沙
KANA MENDOZA
栁沼 芽以
山下 美希
山本 秀子
吉田 芽生
「フラメンコのちから」(佐藤浩希 振付・構成・演出 指導)
荒濱 早絵
大野 環
川松 冬花
小山 大凱
権 弓美
佐藤 陽美
瀬﨑 慶太
中里 眞央
山本 秀子
吉田 芽生
脇川 愛
渡辺 なおみ
–
工藤朋子
三四郎
助成:文化庁 舞台芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))|独立行政法人日本芸術文化振興会
お問合せ:一般社団法人日本フラメンコ協会 Anifuturo公演事務局
2025.07.17
2025年8月13日(水)~15日(金)は事務局休業日とさせていただきます。
休業期間中のお問合せは8/18(月)以降、順次対応させていただきますのでご了承ください。
日本フラメンコ協会事務局
2025.07.14
[日程と部門]
9月24日(水) 開場17:30 開演18:00
カンテ/ ギター/バイレ・群舞/ バイレ・ソロ①
9月25日(木) 開場17:30 開演18:00
バイレ・ソロ ②
9月26日(金) 開場17:00 顕彰式典17:30 開演18:00
バイレ・ソロ ③
[会場]
神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホール
〒220-0044 神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘9-1
[会場チケット価格]
会員…4,000円 / 一般…5,000円 (いずれも税込)
*全席自由とし、別途「座席予約指定券」(2,000円)
[配信チケット価格]
会員…2,000円 / 一般…2,500円 (いずれも税込)
*所定のシステム手数料160円が発生いたします。
[会場チケットのお求め]
先行発売…出演者よりお求めください(現在、ご予約受付中/
一般発売…先行発売後、8/8(金)13:00から 日本フラメンコ協会での販売を開始いたします
https://forms.gle/xDr9ZnsYJtTwgKsLA
[配信チケットのお求め]
9月24日分
https://premier.twitcasting.tv/c:oreodacci/shopcart/392172
9月25日分
https://premier.twitcasting.tv/c:oreodacci/shopcart/392209
9月26日分
https://premier.twitcasting.tv/c:oreodacci/shopcart/392218
※購入と視聴について一般的なご質問はこちらをご参照ください。
https://twitcasting.tv/helpcenter.php?pid=HELP_PREMIER_LIVE_BUY
[出演者]
1日目 9月24日(水)
C-01 齋藤 克己
C-02 彦坂 百合
C-03 渡辺 都美
C-04 平居 みゆき
C-05 永積 裕二郎
C-06 西浦 知実
C-07 熊谷 善博
C-08 岡村 佳代子
C-09 中川 愛子
C-10 松林 由美
G-01 井本 錬
G-02 上遠野 忍
群-01 ともだち列車たからもの号
群-02 3 colores
群-03 Célula
群-04 Las Torbellinas
B-01 片岡 晶子
B-02 青木 麗
B-03 福田 慶子
B-04 吉武 萌
B-05 佐藤 雅美
B-06 寺崎 心優
B-07 廣木 恵理
B-08 森 華緒
B-09 鈴木 映留捺
B-10 新田 恵野
B-11 増田 佳子
B-12 本多 清見
2日目 9月25日(木)
B-13 瀬﨑 慶太
B-14 浜井 麻衣子
B-15 斧田 あす香
B-16 JURINA
B-17 妻木 郁子
B-18 小野寺 麻佑
B-19 中川 直美
B-20 斉藤 玲子
B-21 マリア
B-22 中野 優
B-23 辻 めぐみ
B-24 関口 知世
B-25 青木 千鶴子
B-26 福井 千嘉子
B-27 分銅 絵理香
B-28 木村 麻樹
B-29 大塚 淳子
B-30 中山 みのり
B-31 山本 由紀
B-32 小木曽 衣里子
B-33 武見 知子
B-34 角谷 のどか
B-35 後藤 春美
B-36 齋藤 朋之
B-37 堀口 心太朗
B-38 脇田 美鈴
3日目 9月26日(金)
B-39 小西 千絵
B-40 山谷 祐子
B-41 橋爪 潤子
B-42 山口 明子
B-43 小林 由佳
B-44 守屋 妙子
B-45 藤岡 素子
B-46 小西 みと
B-47 磨伊 由佳
B-48 近藤 裕香
B-49 千葉 真優美
B-50 松本 美緒
B-51 寺嶋 いずみ
B-52 宇田川 元子
B-53 仙場 なお美
B-54 吉原 美和
一般社団法人日本フラメンコ協会 新人公演事務局
2025.07.11
【人材育成】タブラオ研修 募集要項(令和7年度Anifuturo)
文化庁令和7年度舞台芸術等総合支援事業 (芸術家等人材育成)
新進フラメンコ芸術家等人材育成プロジェクト
Anifuturo academia de flamenco 2025
「タブラオ研修と成果発表」 募集要項
日本フラメンコ協会は、昨年度より、文化庁文化芸術振興費補助金〈舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成)〉を活用して「新進フラメンコ芸術家等人材育成プロジェクト」を企画申請、採択を受けました。
令和6(2024)年度は、2つのシリーズ(「作品制作」「研修」)に基づき、3部門(「舞踊作品上演」「音楽・映像作品上演」「フラメンコ・ギター研修」)にわたる全7講座を開講。公募により選出された延べ60名の新進フラメンコ芸術家が本プロジェクトに参加しました。
この取り組みは、12月から3月にかけて行った公開マスタークラスや成果発表公演を通じて、皆さまの記憶にも新しいところかと思いますけれども、この度、令和7(2025)年度における継続実施と開講が決定いたしました。
本事業の趣旨は、「文化芸術団体が行う、新進芸術家等に対する舞台公演・展覧会等の実践機会や研修機会を提供する活動を支援することを通じて、次代を担い、創造性豊かな新進芸術家、制作スタッフ及び舞台スタッフといった文化芸術に関わる専門家等を育成すること」を目的としています。
私たち、日本フラメンコ協会にとって、2年目となる本年は、
1. タブラオ研修と成果発表
2. テアトロ(劇場)作品研修と成果発表
3. 新進による作品制作とテアトロ(劇場)での成果発表
以上 3シリーズを企画、展開いたします。
次世代を担うフラメンコ・アーティストたちの貴重な研鑽の場として、昨年に引き続き多くの新進世代の参加が実現することを願ってやみません。各シリーズの育成対象者は公募(オーディション)により選出いたしますので、該当者は奮ってご応募ください。
タブラオ研修と成果発表シリーズ
[概要]
フラメンコの“ホーム”である「タブラオ」(専用の板張り舞台を備えたバーやレストラン)において、フラメンコの三位一体である「カンテ(歌)」「ギター」「バイレ(踊り)」による対話と表現を学ぶ。フラメンコにおける非言語的コミュニケーションによる即興性の高い実演は、その共通言語の理解と習得(INPUT)と数多くの実践(OUTPUT)=場数を踏むことが鍵となる。
語彙と文法を習得して読解・表現・会話に至る点では、外国語学習にきわめて近く、この指導にはネイティブが不可欠となる。実演家としても指導者としても優れたスペイン人アーティストをスペインから招聘して、実践型の研修と成果発表からなる講座を集中的に実施することで、短期留学してのタブラオ実地研修のようなこれ以上ない環境での学びが実現する。
場の特性上、少人数でのマンツーマンに近い指導形式となり育成人数が限定されてしまうため、この研修過程はすべて公開して、対象外の技能レベルや年齢の者も聴講生として参加できるようにする。
[育成対象者]
– バイレは、少なくとも2〜3曲種以上をソロで踊れること、経験年数の目安は3年程度〜。カンテ・ギターは、タブラオで上演される代表的な曲種をおおよそ歌える・弾けること。
– いずれもタブラオの出演経験は不問。タブラオ出演経験の多い方ほど学びの多い講座となるため、新進のプロ/セミプロの方の受講も推奨。
– フラメンコの実演家として、フラメンコへのアフィシオン(愛好)と敬意を大切にしながら、技芸の鍛錬に真摯に向き合い、個人およびフラメンコ界全体のレベルアップを図りたいという思いを共有して活動を続けていく強い意思のある者。年齢は若年層が優先されるが、上限を設定するものではない。
[方法]
講習は、競技スポーツにおける練習試合や、ジャズ音楽シーンにおけるセッション会に類する形の「実演」の体をとって行われる。スペイン人講師と日本人育成者がセットとなり、ライブ本番と同様の形で進行していく過程で露呈していく間違った解釈や表現、いわゆる「不正解」を指摘修正されながら、「正解」を理解習得していく。指導はすべてスペイン語で行われるため、スペイン語とフラメンコ的言語の双方を深く理解して運用ができる日本人アーティスト・指導者である当会理事を、補助講師として招く。
[研修と成果発表の日程]
2025年9月1日(月)~14日(日) 全8クラス(研修+発表)開講
– 研修(公開マスタークラス): (月) (火) (水) (木)いずれも夜19-21時/昼13-16時(開場は30分前)
– 成果発表公演:(金) (土) (日)昼13:30- (日)夜19:30- (2部制/開場は30分前)
[会場]
高円寺・タブラオ エスペランサ
[招聘講師]
[バイレ] セルヒオ・アランダ
11歳のよりマラガ・プロフェッショナル・ダンス・コンサバトリーでフラメンコを学び始める。わずか17歳で2005年にマラガのミゲルデセルバンテス劇場にてビエナルフラメンコ・デ・マラガのプログラム中の “マラガフラメンカ”の公演でデビュー。この作品の成功を期にスターの地位を有望される踊り手として認知される。スウェーデン、上海、シカゴ、コロンビア、マイアミ、オーストリア、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、スイス、アルジェリア、メンフィスの最も有名な国際フェスティバルに出演。とりわけ、2006年に「Biznaga」という作品で、バルセロナ、サラゴサ、ロンドン、ニューヨークなど、多くの重要都市で好評を博す。Ronda XVIIth全国舞踊コンテスト「Aniya la Gitana」の優勝を受賞し、同所のフェスティバルにも参加する。2008年には、セビリアの歌手イザベル・ファヨスと共に「マラガ・バイラ、セビリア・カンタ」という作品を発表し、マラガのアラメダ・シアターで初演。 2009年、自身の公演「Pasito a paso」発表。次作「Enjundia Flamenca」をRiversaltes(フランス)のフラメンコフェスティバルで発表。その他国内外の無数のフェスティバルや劇場で活躍。バルセロナのヌーバリスフェスティバル、マドリッドのフラメンコサミット、上海のワールドミュージックフェスティバル、マドリードのスマーフラメンカフェスティバル、サンペドロデルピナールフラメンコフェスティバル、ベルリンフラメンコフェスティバル、Maria Juncalオランダツアー、カナダ、米国、ディズニーの “The Lion King”など。プロ活動15年目まではマドリードに拠点を構え主要なタブラオで活動。バルセロナのEl CordobésやTablao Carmenへも度々赴く。2016年よりセビージャに拠点を移し、最も歴史の深いタブラオLos Gallosにてレギュラー出演。2020年ロサリオ・トレドと共に来日。新宿のタブラオGARLOCHIにて1か月公演。 2020年Bienal de Flamenco de Sevillaにてダニエル・カサレスの公演の特別ゲストとして出演。今最も勢いのあるスペイン人フラメンコダンサーの1人である。
[カンテ] マヌエル・デ・ラ・クーラ
1979年ヘレス生まれ、現在マラガ在住。ソルデラ家とテレモト家という、フラメンコの伝統芸術を築き上げる一家の出身。ギタリスト兼歌手である彼は「アントニオ・ガデス・舞踊団」や「カラスコ・ファミリー」そしてイサベル・パントーハの専属アーティストでもある。世界的に著名なフラメンコダンサーたち、ラ・ルピ、カレテ・デ・マラガ、ラファエル・アマルゴ、アントニオ・カナレス、カリメ・アマジャ、ホセ・マジャ、フアン・デ・フアン、エル・ジージョ、マリア・フンカル、ラ・レポンピージャ、ベレン・ロペス、アルフォンソ・ロサ、ペペ・トーレス、ミゲル・エル・ルビオ、セルヒオ・アランダ、モイセス・ナバーロ、ホアキン・コルテス、エル・カルペタ、ラ・ファルーカ等の踊り唄を歌う、伴唱者として務める。カンテ・フラメンコと、サエタの数々のコンクールにて特別賞を受賞。ホセ・エスパデーロ・アリカンテ高等音楽院専門家のギター伴奏教師として学生達に指導する。ヘレスフェスティバル、ビエナル・デ・マラガ、ビエナル・デ・セビージャ、そして世界中の多くの重要なフラメンコフェスティバルにゲスト出演する。
[ギター] マヌエル・バレンシア
1984年ヘレス生まれ。フェルナンド・テレモートの甥としてフラメンコに囲まれて育つ。ヘラルド・ヌニェスに才能を見出され、数々の名歌い手と共演。2008年から録音活動も行い、2014年には「Venecia Flamenca」で最優秀若手アーティスト賞を受賞。親日家であり、数々の賞を受けている。
[受講/出演条件]
受講料: 10,000円 (U-25 5,000円)
※研修1回(3時間) + 成果発表ライブ時の指導を含む
※「新人公演」(ソロ)奨励賞に相当する受賞歴のある方は「特待生」として受講料を免除する
券売協力:観客動員のため、1回につき5枚程度のチケット販売に協力を求める。
出演料:成果発表のライブには、5,000円の出演料を出演者に対して支払う。
[応募受付]
2025年7月16日(水)~8月下旬
https://forms.gle/vTkQWdwTBMHjv9i47
①申込:こちらのフォームからお送りください
②オーディション費納入:フォーム内の案内に従ってお納めください
*応募に際し、書類審査、映像審査によるオーディション料4,000円がかかります。
[事業担当理事] 瀬戸雅美、三枝雄輔
ご質問は 公式LINE @flamenco_anif または メール flamenco@anif.jp より承ります。
一般社団法人日本フラメンコ協会
〒164-0001東京都中野区中野3-3-6セルバビル2階
TEL: 03-3383-0413 EMAIL: flamenco@anif.jp