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日本フラメンコ協会新人公演「フラメンコ・ルネサンス21」

出演者一人一人を“主役”と考える それがANIFの新人公演です

出演者一人一人を“主役”と考える
それがANIFの新人公演です

新人フラメンコ・アーティストの発掘、育成の場として1991年から毎年夏に催されているANIF主催公演。 約20回を重ねるうちに、当公演から巣立った専門家は200人以上にのぼります。

ことに数年前から、プロフェッショナルへの登龍門として社会的認知を得、コンクール化が論議される中、協会は一貫して
「新人公演は優劣順位をつけるためのものではなく、新人へのエールを送るために存在する」という姿勢をくずさずにいます。
だからこそ、すべての出演者が主役であり、1人も敗者もありません。

バイレ・ソロ、ギター、カンテ、群舞の各部門に分かれ、若干名の出場者に奨励賞、またはその他の賞が与えられます。


新人公演 応募概要

目的 日本フラメンコ界の発展向上のため、明日を担うアルテイスタの発掘、育成を目的とする。
参加資格 新人公演開催年度前期の2月末日迄に入会済の日本フラメンコ協会正会員。
※群舞参加の場合のみ、代表者以外の初年度会員も可。(国籍、性別、年齢不問)
 例)2013年度(24期)出演希望の場合、2013年2月28日(23期)までに入会
 会長、副会長、理事長、理事、事務局長いずれか1名の推薦を必要とする。
申込方法及び受付 応募要項、申込書を毎年4月中旬以降、全会員向けに郵送。
※詳細は応募要項をご確認ください。
主催 日本フラメンコ協会(http://www.anif.jp) TEL: 03-3383-0413

最新情報

第33回フラメンコ・ルネサンス21「新人公演」選考結果

2024.09.25

本日(9月25日)の「選考会議」にて、以下の通り、第33回フラメンコ・ルネサンス21「新人公演」受賞者が決定いたしましたので、ご報告いたします。

事前告知の通り、今年度より会場での選考に加えて映像を通じた選考が導入されました。

本日、選考委員による投票を開票、集計し、討議を経て「奨励賞」およびそれに準ずる賞への推薦者を決定、あわせて同席の理事を含む出席者の承認により、受賞者が決定した次第です。

 


 

第33回フラメンコ・ルネサンス21「新人公演」選考結果

※氏名記載の順番は、出演番号順の表記となります。

 

<奨励賞>

カンテ部門

該当者なし

 

ギター・ソロ部門

該当者なし

 

バイレ・群舞部門

該当者なし

 

バイレ・ソロ部門

B-18 諸藤 ふみ(もろふじ ふみ)

B-33 脇川 愛(わきかわ あい)

B-44 吉田 芽生(よしだ めい)

 

 

<準奨励賞>

カンテ部門

C-6 近藤 リナ(こんどう りな)

 

ギター・ソロ部門

G-3 吉良 剛(きら たけし)

 

バイレ・群舞部門

群-3 Hermanas del Arbol(えるまなす でる あるぼる)

 

バイレ・ソロ部門

B-10 小林 由佳(こばやし ゆか)

B-15 常盤 直生(ときわ なお)

B-57 岡田 麻里(おかだ まり)

 

以上

 

 

——

 

<選考委員>(○:会場選考 ●:映像選考)

カンテ部門:

○石塚隆充(理事) ●エンリケ坂井(理事) ○川島桂子(理事) ○有田圭輔(理事) ●佐藤浩希(理事) ●マヌエル・デ・ラ・マレーナ(有識者)

 

ギター・ソロ部門:

○沖仁(理事) ○今田央(理事) ○三澤勝弘(理事) ○鈴木英夫(理事) ●加部洋(顧問)

 

バイレ・群舞部門:

  • 石井智子(理事) ○森田志保(理事) ○曽我辺靖子(理事) ●佐藤浩希(理事) ○鈴木敬子(理事)

 

バイレ・ソロ部門:

○森田志保(理事) ○佐藤浩希(理事) ○石井智子(理事) ●伊集院史朗(理事) ○堀江朋子(理事) ●稲田進(理事) ○鈴木敬子(理事) ●三枝雄輔(理事) ○高橋英子(理事)  ○渡邊薫(理事)

 


 

<9/25(水)選考会議>

カンテ部門:石塚隆充(常任理事) 川島桂子(理事) 有田圭輔(常任理事) 佐藤浩希(常任理事) マヌエル・デ・ラ・マレーナ(有識者)/欠席:エンリケ坂井(理事)

ギター・ソロ部門:沖仁(理事) 今田央(常任理事) 三澤勝弘(理事) 加部洋(顧問) /欠席:鈴木英夫(理事)

バイレ・群舞部門:石井智子(副会長) 森田志保(副会長) 曽我辺靖子(理事) 佐藤浩希(常任理事) 鈴木敬子(理事)

バイレ・ソロ部門:森田志保(副会長) 佐藤浩希(常任理事) 石井智子(副会長) 伊集院史朗(専務理事) 稲田進(理事) 鈴木敬子(理事) 三枝雄輔(理事) 高橋英子(理事)  渡邊薫(理事) /欠席:堀江朋子(常任理事)

<議事進行・開票>
瀬戸雅美(事務局長兼務理事)

<開票立会理事>
伊集院史郎(専務理事) 石塚隆充(常任理事) 稲田進(理事)

<立ち会い理事>
小林伴子(会長) 鍵田真由美(理事長) 手塚真智子(副会長) 斎藤克己(常任理事) 宮内さゆり(理事)

<書記>

鈴木理子(事務局)

 

第33回フラメンコ・ルネサンス 21「新人公演」検証委員会 2024 最終報告はこちら
https://www.anif.jp/information/announce/shinjin2024reportfinal.html

 

受賞者のみなさまには、後日、受賞コメントのお願い、授与式祝賀会等のご連絡をいたします。

 

一般社団法人日本フラメンコ協会


第33回/2024年 フラメンコ・ルネサンス21「新人公演」 WEB版パンフレット

2024.09.20

第33回/2024年フラメンコ・ルネサンス21「新人公演」は、おかげさまで好評のうちに9/11(水)~9/13(金)の3日間、全日程の上演を終了いたしました。ご来場くださったお客様をはじめ、出演者、スタッフ、関係者、皆様に心より感謝申し上げます。

 

◆配信チケット発売中!

会員2,000円/一般2,500円 (別途システム利用料がかかります)

https://twitcasting.tv/c:oreodacci/shop/

※出演者からもお求めいただけます。ぜひお声かけください。

※配信は9月21日(土)から10日程度を予定しております。

 

◆WEB版パンフレット公開中!

PDFで見る↓

https://www.anif.jp/pdf/20240900_new_program.pdf

 

画像で見る↓

表紙

 

P1.2

 

P3,4

 

P5,6

 

P7,8

 

P9,10

 

P11,12

 

P13,14

 

P15,16

 

P17,18

 

P19,20

 

P21,22

 

P23,24

 

P25,26

 

P27,28

 

P29,30

 

裏表紙

 

 

 

 


【新人公演】検証委員会 最終報告

2024.09.13

第 33 回フラメンコ・ルネサンス 21「新人公演」
検証委員会 2024 最終報告

 

一般社団法人日本フラメンコ協会では、本年6月末の年次総会によって選出された執行部新体制により、「新人公演検証委員会」を設置し、文字通り、その検証と改革に乗り出しました。

1990 年の第 1 回から、今回で 33 回目を数える新人公演は、フラメンコを愛する誰もが参加できる開かれた舞台です。同時に、文化庁や芸文振にも認められ、芸団協にも所属する、業界唯一の“統括団体”として、出場者の1割を目安に「奨励賞」を授与する機会にもなっています。この受賞は、その後のアーティスト活動において大きなプラス要因としてはたらくことから、この選考委員会のあり方や選考のプロセスについては、しっかりと精査、検証し、常に不具合がない状態に保つことが必要だと考えました。

「新人公演は優劣順位をつけるためのものではなく、新人へのエールを送るために存在する」「すべての出演者が主役であり、1 人の敗者もない」という素晴らしい理念を失うことなく、より多くの人が“納得の行く”選考過程となるよう、 この 2 か月弱の間に様々な意見を交わしました。限られた時間の中での話し合いであり、時間不足の感は否めませんでしたが、初年度としては、次のような取り組みを実施することといたしました。

 

1 . 投票によって、選考委員を選出する
選考委員をどのように選出するかは、以前から常に議論されてきました。2年前からの輪番制の導入に伴って、比較的若い世代の選考委員が増えたことも、その成果のひとつです。今年は更に踏み込み、理事による投票によって選出する方法を採りました。協会の理事と、協会外部の有識者の中で、どの人が選考委員に相応しいか、各理事が考え、投票しました。なお、外部の有識者は、理事や関連団体から推薦を得た歴代の選考委員や、新人公演の初期 10~15 年程度の歴代受賞者たち、周辺ジャンルの優れた演奏家や評論家などを候補としました。その上で、「得票順」にて選考委員を任命することとなりました。これによって、理事会が選考委員の人選に責任を持つということが、より明確になったと考えています。

 

2.  映像選考を取り入れる
時代の実情にあわせてより多角的な選考を試みるために、映像での選考を選択肢に取り入れました。新人公演当日、のっぴきならない事情で会場に来られない、もしくは、伴奏出演するために会場選考ができない場合に、また将来的にはスペイン在住のアーティストによる選考なども視野に入れて、配信と同じタイミングで、映像選考することを可能とした次第です。ただし、あくまでも会場での選考を優位とするため、会場選考 1 人 1 ポイントに対して、映像は 0.5 ポイントとします。

 

3.  選考委員の人数を絞る
選考結果に偏りの出ない程度まで、選考委員の人数を絞ることによって、各委員の選出の責任も増し、また、選考会議における議論を中身のあるものに変えることで、より公平な結果を得られることを目指しました。カンテ部門/ギター部門/バイレ・群舞部門は各 5 名を基準に、バイレ・ソロ部門は 10 名を基準に選出しました。

 

4.  選考のバラツキをなくすための基準づくり
選考委員が奨励賞候補者を選出するにあたり、具体的にどのような点を評価するのか、その基準をより明確にするための検証を行いました。バイレを例にすると、舞踊性、リズム感、フラメンコ性、ヌメロの構成、総合的な評価というように、委員間で評価の基準を共有して、より厳密で客観的な判断ができるようにしました。また、前々回より改善が指摘されていた選考ルールの一部について、改善を行いました。

 

5.  会長、理事長は、選考委員に就かない
会長 および 理事長は、委員として投票することなく、選考委員による投票結果を見守り、仮に得票が割れるなどして議論が紛糾した際に、客観的な立場からそれを再検証する役割を務めます。投票行動を行わない、客観的な最終責任者が存在することで、公平性を担保します。

 

 

<来年以降への課題>
以上の新しい取り組みにより、今年度の新人公演改革は一定の成果を得られるものと自負しています。一方で、来年度以降に改善すべき課題も残しています。

 

1. 理事に加えて、外部有識者の選考委員をより増やす。その際に、漫然とした紹介依頼に頼るのではなく、我々自身がその選定の目を養う必要がある。フラメンコ界の人物はもちろん、近接周辺ジャンルの優れた指導者・パフォーマーや、広く舞台芸術分野で活躍する評論家などへの依頼も試みていく。

2. 今年度は、新体制発足後から実質2か月弱という短い期間だったために、時間不足によって達成できなかった目標もあった。次年度に向けては、より早い段階からの話し合い、決定が求められる。

 

以上、回を重ねるごとに、その存在意義が増している「新人公演」をより素晴らしいものにしていくために、引き続き理事会・事務局が一丸となって、検証・改革を進めていく覚悟です。

 

2024 年 8 月吉日

一般社団法人日本フラメンコ協会

フラメンコ・ルネサンス 21 「新人公演」 検証委員会 2024
鍵田真由美(理事長)、伊集院史朗(専務理事)、有田圭輔、石塚隆充
稲田進、今田央(以上、常任理事)、瀬戸雅美(事務局長兼任理事)


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