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第28回フラメンコ・ルネサンス21「新人公演」

選考結果速報

第28回 フラメンコ・ルネサンス21「新人公演」

奨励賞:バイレ/ソロ部門 (出演日、プログラム順表記)
奨励賞:バイレ/群舞部門
奨励賞:ギター部門
  • 該当者なし
奨励賞:カンテ部門

準奨励賞:バイレ/ソロ部門
  • 8/24(土) No.25 伊部康子
  • 8/24(土) No.26 有田ゆうき
準奨励賞:ギター部門
  • 8/23(金) No.23 北岸麻生
準奨励賞:カンテ部門
  • 8/23(日) No. 3 中里眞央
  • 8/23(日) No. 8 齋藤克己
  • 8/23(日) No. 9 遠藤郷子

写真:大森有起

第21回新人公演 受賞者コメント

出水宏輝【奨励賞:バイレ/ソロ部門「アレグリアス」】

このたびは、奨励賞という栄誉ある賞をいただき誠にありがとうございます。


私は小学5年生のときに、田中光夫先生のギターに憧れて石川敬子フラメンコ教室へ入門し、棚原美和先生の踊りに感銘を受け、バイレとパルマを学び始めました。私は石川先生のことを直接知っているわけではなく、石川先生の弟子である棚原先生に師事しています。石川先生亡き後、教室を棚原先生が主となって引き継いでいるなか、昨年、体調を壊し休養を取りました。数か月間、それは長く感じ辛くも感じました。「石川先生が亡くなったとき先生方もこう感じていたのか」私にとっては短期間だけども、先生たちはいまだに感じているのだろう。


そんな時に「これまでたくさん指導くださった田中先生や棚原先生に、少しでもフラメンコを通して恩返しをしたい。晴れ姿を見てもらいたい」と思い、新人公演出場の覚悟を決めました。


当日の衣装は、田中先生が若かった頃に着ていたブルーの衣装を着用。全国各地いつも応援にきてくれるお客様からいただいたブルーのフラメンコシューズ。お守りのように身に着け本番へ挑みました。


最後になりましたが、このような場を設けてくださいました日本フラメンコ協会の皆様、当日バックで支えてくださった尾藤さん、小山さん、容昌さん。推薦をしてくださったチャチャ手塚先生。ギリギリまでご指導くださった田中先生、棚原先生。応援に駆けつけてくれた舞踊団員、生徒さん、お客様、そして家族。本当にありがとうございました。この場をもって御礼申し上げます。


内田好美【奨励賞:バイレ/ソロ部門「シギリージャ」】

この度は、第28回新人公演におきまして、奨励賞という栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。日本フラメンコ協会・運営スタッフの皆様、舞台スタッフの皆様、そして選考委員の皆様にこの場をお借りして心より御礼申し上げます。


「丁寧に踊る」「転ばないように」これがいつもの私の小さなおまじないです。


あの日も同じように心に留めました。感じる→創る→踊る→壊す そしてまた感じる→…。これを繰り返し、何度も繰り返してフラメンコと向き合っています。


今回も、この過程を何度も繰り返して当日を迎え、集大成としてこの奨励賞をいただけたことは、とても自分に自信になりました。


私が新人公演で踊ったシギリージャは、二度と同じことはできません。それ以上でもそれ以下でもなく、同じ瞬間は起こりません。それが一瞬であり永遠である、私の大好きなフラメンコです。あの日、その一瞬を皆様と共有できて、とても幸せでした。


踊ることは話すこと。パコとモイと雄輔くんと、たくさんその時間を過ごし、信頼と愛情に包まれた空気の中で踊りきることができました。


最後に、あまりにも多すぎて一人一人お名前をあげることができませんが、応援してくださった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。溢れています。どうかこれからも優しく、そして厳しく見守っていただけたら幸いです。この度は本当にありがとうございました。


津幡友紀【奨励賞:バイレ/ソロ部門「シギリージャ」】

この度は奨励賞という栄誉ある賞を頂き、誠にありがとうございます。


6年前より4度目の挑戦で、初出場の時から師匠の松彩果さんより、新人公演は受賞云々有るけど、頂いた7分半は貴方にとって格別なリサイタル、あんな大きい会場と、素晴らしい舞台スタッフの方々と温かく支えて下さる協会の方々、全国から観に来て下さる観客の方々、素晴らしい選考委員の先生方に観て頂けて応援コメントも頂けて、個人の力では絶対無理だし、本当にありがたい舞台なんだよ、と話して下さった事を実際に肌身でとても感じました。緊張の中、当日リハーサルで舞台に立つ瞬間、毎回感謝の想いと歓びが溢れ、温かな感動に包まれた感触は忘れられません。素晴らしい機会を本当にありがとうございました。


そして、フラメンコに出逢わせてくれたAnda Jaleoと中村好子先生、学生フラメンコ連盟の父、故間瀬弦彌さん。関西での恩師、吉良典城先生、市山奈緒美先生。上京後、いつも全身全霊教えて下さり、10年間愛情深く教えて下さり、生徒卒業後も教室スタッフとして継続させて頂き、日々止まないエネルギーを浴びさせて頂いている太陽のような長年の恩師、松彩果先生と、愉快で素敵なカンデーラの仲間達。今回の出演にあたり、バックで全力で支えて下さり、多岐にわたる沢山のアドバイスを下さった有田圭輔さん、コンパスやパルマの根本的な事から丁寧に見直して下さった小林亮さん、内圧と間レッスンもして下さり多くを教えて下さった稲田進さん。共に励み続けた仲間達、今まで御一緒させて頂きましたアルティスタの方々や諸先輩方、応援して下さった友人達や生徒さん達や家族。本当にありがとうございました。まだまだ未熟者ですが、この賞と皆様の教えに恥じぬよう、地道に精進していきたいと思います。


平 和美【奨励賞:バイレ/ソロ部門「ソレア」】

この度は奨励賞という素晴らしい賞を頂き、本当にありがとうございました。日本フラメンコ協会の皆さま及び公演スタッフ、関係者の皆さま、選考委員の諸先生方、心よりお礼申し上げます。


何ひとつできない私に士気を鼓舞し、厳しくも温かいご指導を下さった今枝友加先生。たくさんの愛で包んでくれたディエゴ。全身全霊のパルマとハレオでパワー注入して下さった三枝雄輔さん。絶対の信頼と安心感で支えて下さった宇根理浩さん。この素晴らしい方々に支えられ、心を込めて取り組めたことは私の財産であり宝物です。


応援し協力してくれた家族、友人たち。たくさん助けてくれたマンサニージャのスタッフたち。社長の枝光さんにはいつも素晴らしいフラメンコに触れさせてもらえ、それが糧となり今の私があるので、本当に感謝しかないです。


名古屋、関西などの遠方から応援に駆けつけてくれ、応援メッセージで励ましてくれた友人たち。今までご指導くださった諸先生方、マンサニージャで関わったアーティストたち。愛溢れる沢山の方々の応援無くして奨励賞受賞はなかったと痛感しています。


この感謝の気持ちを忘れることなく、フラメンコは遠くて深くて難しいですが、ほんの少しでも近づけるように、新たにスタートし日々研鑽を積んでまいります。本当にありがとうございました。


川 恵子【奨励賞:バイレ/ソロ部門「シギリージャ」】

この度は奨励賞という栄誉ある賞を頂けましたこと、本当に有難く嬉しく思います。


今回で3回目、10年振りの挑戦になりました。前回は自分の力不足もあり本番までの道のりが本当に長く辛すぎて、結果フラメンコが嫌いになり、その後2年間フラメンコを離れました。その後再開し、またこの舞台に立つことを心の中で目標にしてきましたが、10年前の辛かったことばかり思い出してしまい、なかなかエントリーできませんでした。そんな中、背中を押してくれた友人のおかげでやっと勇気をだしこの機会をいただきました。


今回はどうしても10年前の自分より成長していることを実感・確認したかったのですが、現実はそう簡単ではなく、やはり苦しいことばかりでした。


そんな弱い私に今日まで沢山のフラメンコを惜しみなく伝えて下さった篠田三枝先生。本番までの数カ月、出来ないことだらけで何度も心が折れましたが根気強く、どんな時も全力で指導して下さいました。本当に有難うございました。そして私の好み、体型を知り尽くし一緒に挑戦してくれた衣装の坪井さん。雲の上の存在のようなモイとパコ。心地よいコンパスを流して下さる雄輔さん。いつも沢山のエールと愛をくれる教室の仲間、家族に心から感謝します。これからは新しい目標とともに、更にフラメンコの深さを追及していきたいと思います。


最後になりましたが、フラメンコ協会の皆様、関係者の皆様、このような機会を与えて下さり本当に有難うございました。


池田理恵【奨励賞:バイレ/ソロ部門「ソレア」】

この度は、奨励賞という栄誉ある賞を頂き、誠に有難うございました。


「フラメンコ・ルネサンス新人公演」、今回で6回目の挑戦でしたが、4回目となる2年前、時間オーバーで選考対象外となりました。


そして時間オーバーの汚名を返上すべく挑んだ昨年、2度目の時間オーバー…。「え?また?なんで?時間内に作ったし、練習もリハーサルも時間内だったのに…」。またしても皆をがっかりさせ、呆れさせてしまい、自分が信じられなくなりました。


今回もプレッシャーと不安が頭を悩ませ、周りにはリベンジを宣言していましたが、なかなか申込書が出せませんでした。出演が決まった時は複雑な心境でした。


でも、出るからには、もう後がないという覚悟で、出来る限りの努力をしようと一念発起しました。新人公演に挑戦することは、自分との戦いであり、自分を見つめ直すいい機会であると感じます。また、いかに沢山の人に支えられているかを教えられ、その有難さを身に沁みて実感します。


二度の時間オーバーを経て、ハプニングがあっての今回の奨励賞は、私にとっては身に余る光栄であると同時に、身を引き締める起爆剤ともなりました。これに驕ることなく、今後もコツコツと努力し、1人でも多くの人の心に響くフラメンコを目指して、日々精進してまいります。


最後に、こんな素晴らしい人生を歩ませてくれている両親へ、ありがとう。


スタジオ“hermanas”(土合幸江、椎原佳奈子、清水裕美、山本香織、蓮真佐江、伊藤留美)【奨励賞:バイレ/群舞部門「シギリージャ」】

この度は奨励賞という栄誉ある賞に選出していただき、誠にありがとうございます。経験、環境の異なる6人が気持ちを一つにがんばれたのは、支えて下さった皆様のおかげです。心から感謝いたします。


それぞれの個性を大切に、一人一人がシギリージャと深く向き合えるよう振付ご指導下さった鈴木舞先生、鈴木千琴先生。唄の聴き方、コンパスの大切さをわかりやすく丁寧に教えて下さり目から鱗のアドバイスをたくさん下さった川島桂子さん。曲の中で踊り手とアーティストが一緒にいるという大事さを教えて下さった山﨑まさしさん。揃わない重要な箇所に、的確なアドバイス、提案を下さった伊集院史朗さん。学び多いエンサージョの時間は、かけがえのない宝物です。


そして、温かく見守って下さった曽我辺靖子先生の熱いメッセージは心に響き、心を強く持つことが出来ました。


本番では、全幅の信頼を寄せるアーティストの皆様に支えられ、会場からのたくさんのハレオにパワーをいただき思い切り踊ることが出来ました。


このような貴重な機会を下さった日本フラメンコ協会の皆様、公演関係者の皆様に心より御礼申し上げます。今後は更に身を引き締めて一層精進して参ります。


山本淳子【奨励賞:カンテ部門「ティエント」】

スポーツはやったけど、ダンスはやってないなぁとふとしたきっかけで始めたフラメンコ。もう42年になります。でもフラメンコの事を全然分かっていないと思い、バイレの為にカンテを習い始めました。しかし全然身につかず。本気になったのはディエゴ・ゴメスさんが私のシギリージャで涙ぐんでくれた事。マンサニージャの枝光さんがカンテに向いてると言ってくれた事。それで本気になり、セビージャに行く度に先生についてカンテを習い始めました。


さらに幸運な事に、今枝友加先生がヘレスから帰国し、名古屋の私のスタジオでクラスを開いてくれました。カンテの個人レッスンも!昨年初めて新人公演に出た時は、アレグリアスを歌うのが楽しくて、楽しくて。今聴くとアチャーと言う所が一杯ですが。今年はティエント。毎回セビージャで習った歌を今枝先生に検証してもらう感じです。厳しくて繊細な指導。


伴奏をお願いしたパコさん、聞いてもらったモイさんから、いいよ、いいよ、オリジナリティがある、ナチュラルで歌う度に感情が変わるのもいい。と言われて本当に嬉しかった。ところがところが、8月6日に膵臓がんステージ4と判明し、平均余命1年の宣告。背中とお腹の痛みがどんどん増しましたが、こちらは鎮痛剤で何とか凌げます。でも声を出す気になれず、YouTubeでこう歌いたいの、と言うカンテを見つけ、イメージトレーニング。当日はパコさんのギターの音に乗せて自然体で感じるままに歌おうと決めました。


病気の事はFacebookにも公開していたので、新人公演の時は本当に沢山のハレオをいただきありがとうございました。来年は痩せてヘロヘロになってもバイレで出場するチャレンジャーになりたいと思います。金髪のカツラで踊っているかも知れないです!とても楽しみです。


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