イベント・企画・出演依頼について

フラメンコお役立ちコラム(Pregunta?)

ANIF設立30周年記念企画 2020年、2020人でセビジャーナスを踊ろう!
フラメンコお役立ちコラム
フラメンコってなに?
日本フラメンコ協会facebook

Sponsors スポンサー

スタジオマンサナフリーウェイ常磐音楽舞踊学院
今月の相談ごと

[Vol.6]【新人公演への道】第1回「出たい!と思ったら…?準備編」

2014年に第23回を終え、フラメンコを志す人の登龍門として浸透しつつあるANIF主催の新人公演「フラメンコ・ルネサンス21」。今や、全国から出演者が募り、海外からの出演者が出てくる日も、そう遠くはないと予想されます。

そこで、当コンテンツでは、そんな「新人公演」出演に向けての連載コラムを企画。ANIF新人公演への道』と題し、5回にわたって記事を紹介します。新人公演の準備に始まり、流れ、振り、実際に本番を迎える日まで、さまざまな立場の人がアドバイスしてくれます。出演を検討されている方は必見です!

第1回目は、長きにわたり新人公演に携わっているANIF理事の鈴木眞澄先生にお話を伺いました。

お答えします!Contestación
バイラオーラ:鈴木眞澄

バイラオーラ:鈴木眞澄

小松原庸子スペイン舞踊団出身。18歳で単身スペイン留学。フラメンコスタジオ・マジョールを開設後、全国各地にてさまざまな舞台公演、ライブ、セミナーなどを企画、演出、出演するかたわら、学校公演や施設のボランティアなど、社会貢献にも力を入れている。親子三代ファミリア・ラマスとしても、鈴木高子、三枝雄輔、三枝麻衣とともに活躍中。日本フラメンコ協会理事。


1)最初に、新人公演に出演することに、どのような意味、メリットがあると思いますか。

まず、新人公演はなぜ「新人」公演かというと、フラメンコにとって外国人である私たちはいつも「新人」という気持ちを持ち続けたい。そんな意味があると思います。そして、この公演の趣旨は、フラメンコをめざす皆さんに1つの目標を作り、精進していただきたい。結果よりも、その過程においてたくさんのことを考え、悩み、それらすべてを糧にしていただきたい、ということです。

もうひとつは、なぜ音響、照明などを揃えて舞台作りの環境を整えているかと言うと、大きな舞台やたくさんのお客様の前で披露することの意味を大切に考え、そんな経験を出演者の方々にしていただきたいと思っているからです。また、フラメンコは老若男女問わず、それぞれの表現ができるものですから、年齢制限ももうけていません。


2)出たい!と思ったら、まずどうしたらいいでしょうか。

こちらもまた“そもそも”という話になってしまいますが、新人公演は「フラメンコ協会の正会員のために出来る公演はないだろうか」と考えた結果、誕生した公演です。協会員(正会員)であれば、誰もがその大舞台に立つことができる。その目的はあくまで、優劣順位をつけるためのものではなく、新人へのエールを送るために存在するのです。

「新人公演に出演するためには、まず協会員にならなければならない」という認識を持たれている方がいると思いますが、本来の目的は「協会員のための新人公演」であり、この公演を毎年行うことができるのは、協会員の皆さんから頂いている年会費があってこそなんです。このことはぜひ知っておいていただきたいですね。

ですから、参加資格は日本フラメンコ協会の正会員であることが前提となります。まだ入会されていない方は、出演希望年度、前年度の2月末日までに入会して頂く必要があります。それ以外にはなんの条件もありません。

 

3)申し込みを決めてから、その後の流れを教えてください。

まず毎年4月頃に「募集要項」が届きますので、忘れないようにチェックし、申込み期間などを確認してください。(詳細の時期や内容についてはANIF事務局にお問合せください)もちろん、当年度の会員の更新手続きもお忘れなく。

一点だけ大事なことですが、申し込みの際には「推薦者の記名、捺印」が必要になります。推薦者は、協会の会長、理事長、事務局長、理事のどなたでも大丈夫です。

※役員一覧は以下ページを参照

http://www.anif.jp/ctt_anif_about.htm#smn_about

ご自身で直接お願いできる方がいない場合でも、お教室の先生を通してお願いできることがありますので、まずはご自身の先生に相談してみてください。教室などに所属していない方はANIF事務局長にご相談ください。

また、申し込みの時点では、曲目、バックアーティストなどがすべて決定していなくても大丈夫です。絶対この人にお願いしたい!と思っているアーティストがいる場合は、スケジュールなどの問題があるので、事前に確認しておくといいですね。伴奏者を誰にしたら…とお悩みの方は、事務局に相談してもらってもいいでしょう。

バックアーティストを選ぶ際に重要なことは、新人公演に出る目的が何なのか?ということです。「今まで一緒に積み重ねてきたフラメンコを、この新人公演で形にしたい」と考えるならば、普段から身近にいるアーティストや自分の先生などを伴奏者に選ぶべきだと思います。「せっかく大舞台に立つなら、大きな目標を持って自分を試してみたい!」と思うならば、スペイン人アーティストなどにお願いするのもいいと思います。目的は人それぞれだと思うので、それに合わせて伴奏者を選ぶことが一番大事です。

そして、応募人数超過の場合は、抽選になる場合もあります。抽選対象は在籍年数などが考慮されて決定しますが、気になる方はまず事務局にご確認ください。また、抽選の対象になった場合、ご自身で抽選会に参加することもできます。

 

4)いざ出演が決まったら、まず何から始めればいいでしょうか?

まず曲を決めて、規定の時間内におさめるために、構成を考えます。教室に所属している方は、もともとの振りをベースに、先生に相談しながら手直ししていきます。フリーでやっている方は、クルシージョなどの振りを参考に自分で振りを組み合わせていきます。

この振りを組み合わせる際にひとつ注意していただきたいのが、振りの詰めこみ過ぎです。あの振りいいな!と思ったものを次々に詰めこみ過ぎると、曲のまとまりがなくなってしまいます。分かりやすく食事の献立に例えると、食べたいからと言って、とんかつも、焼肉も、ステーキも!と食べてしまうと、油っぽくてお腹いっぱい。結局何が美味しかったんだか…なんてことになりますよね。食事は、主食、副菜、主菜、汁ものなどを組み合わせることで、バランスよく、美味しく頂ける。振りもそれと同じことだと思います。構成を考える際は、フラメンコの基本に乗っとり、流れとメリハリのある展開が望ましいですね。

 

5)最後に、出演を検討している方にメッセージを!

難しいことをたくさん並べてしまいましたが、協会はフラメンコをめざすすべての皆さんのために新人公演の門を開いています。奨励賞をめざすもよし、自分の目標とするもよし、度胸試しとするもよし、人生の記念とするもよし、等々、皆さんとフラメンコとの関わりをよりよくするための舞台と考えて挑戦していただけたらうれしいです。

 

--------------------------------------

※次回以降は以下記事を予定しています!

【新人公演への道】連載企画

1月UP予定:第2回「構成・振付のポイント」

3月UP予定:第3回「テアトロで踊るための心構え」

5月UP予定:第4回「カンテに呼応する踊りとは」

7月UP予定:第5回「本番に向けて、最後の仕上げ」

バックナンバー

pagetop